Motivate Yourself(やる気スイッチ), S&T式 勉強論 Leave a comment

映画『羊たちの沈黙』(1991年)の中で、連続猟奇殺人事件の犯人について、FBI訓練生クラリスに助言を与えることになったレクター博士(収監中の猟奇殺人犯で元精神科医)のセリフに、こういうものがある。
「クラリス、物事の本質に目を向けろ。彼を殺しに駆り立てるものは何だ?それは極度の渇望だ。では、我々はどのようにして渇望を始める?何が欲しいのかを探し回ったりするのか?いや、渇望は我々が毎日目にするものから始まるのだ。」

本質だと思います。

私は受験生の時、机の前に早稲田と慶應のキャンパスガイドから切り取った大隈講堂と三田キャンパスの写真を貼り付けて、毎日目にしていました。絶対に合格してやるんだという想いと共に。私が師だと思っている予備校の先生は、浪人生のとき、来年絶対に入るんだと決めた大学のキャンパスを見て自分に宣言するために、毎日、電車でそのキャンパスの前まで通っていたそうです。

渇望を生み出し、己に克つ大きな力とするために、毎日必ず目にする場所に、その源泉となるアイテムを備えてみよう。志望校の写真、グッズ、目標を書いた紙、何でも良いのです。恥ずかしいことなんか何もない。毎日目にすることが大事。いつも目にするものから渇望は生まれる!

また、受験勉強中は、大きく抑圧され我慢を強いられている分、普段よりも「やりたい事」が溢れ出てくるものです。アレをやりたい、コレをやりたい、大きなものから小さなものまで、今は我慢していても合格後にやりたい事を「全部」紙にメモしておこう。そして、最後の受験日が終わったら、ひとつ残らず全部、やってやろう。想いを形にして、欲望を封印して、力に変えるのだ。

受験生は毎日、毎時間、毎分、毎秒が自分との闘いです。眠い、遊びたい、携帯いじりたい、ゲームしたい・・・。一瞬一瞬が、そういう自分の欲望との闘いです。この1秒、1分、1時間、1日頑張れた!自分に勝てた!、そういう自分との勝負の繰り返しだけが結果を生みます。

強力なモチベーション(=渇望)をもつ受験生は強いです。雑念・邪念・自分の弱さを振り切る力が湧く。今、目の前にある小さな欲望たちと、合格後に広がる大きな希望を天秤にかけろ。果たして自分はどちらをとるのだろうか?

自分に克て!ガンバレ、受験生。

家庭教師のS&Tは『難関大学受験・首都圏中高一貫校サポート』を専門とする家庭教師センターです。全て無料にて資料請求・お見積りの他、受験相談も受け付けております。下記連絡先より、お気軽にご連絡ください。